お葬式の事前準備
- 妻は一人娘です。その妻の父、つまり義父は2・3日が峠といわれています。妻は気が動転していますし人前で話すのが苦手なので、葬式の挨拶などは夫である私が… と考えています。この場合、喪主を私が務めるべきなのでしょうか?それとも一人娘である妻が喪主を務め、挨拶だけ私が行うというのは可能なのでしょうか?
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この場合、どちらでも構いません。奥さま(妻)が喪主でもいいですし、夫のあなたが喪主を務めてもよいでしょう。
ただ、ご親戚等の手前、奥さま(妻)を喪主としご主人様(夫)は施主を務めるというのがよいかもしれませんね。
お式での挨拶やご喪家との関係の説明などは、葬儀を進行する葬儀社さんの司会が、上手く説明してくれますから、安心してご挨拶されて大丈夫です。 - 主人を亡くしたときのことです。病院からは早く自宅につれて帰るよう言われ、病院に入っている葬儀社が来ました。霊安室にいるときから営業され、とりあえず搬送だけをお願いしたのに自宅に着いてもしつこく、お葬式は他の葬儀社に頼みましたが、結局搬送だけだったため嫌な顔をされ、しかも請求額を見て人件費の高さにビックリしました。
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病院によっては、葬儀社が何社か交代制で入っています。
何を得意にしている葬儀社なのかわからずにすべてお任せしてしまうのはとても怖いことです。そして、搬送とお葬式を分けて依頼すると、人件費(手数料)をそれぞれから請求されますのでご注意ください。
葬儀の時の心得
- 主人の母が亡くなったので、着物の喪服を着ようと思っています。私一人しか着ないんですが大丈夫ですか?
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ご主人様は長男さんですし、喪主はお義父さんになるそうなので、全く問題はありません。
着物の喪服は第一礼装ですが、今では簡略化されて、喪主の奥様でもお洋服を着られる方が多くなりました。私たちが現場チェックのためにご葬儀を拝見していても、お洋服を着ていらっしゃる方を多く見かけるようになりました。
葬儀後について
- 父が亡くなり、葬儀は終わりました。今後のことを考えると、お仏壇はあった方がいいでしょうか?
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お仏壇はご本尊やご先祖様をお祀りするためになくてはならないものと捉えられています。これは日本の慣習なので、それにならいお仏壇を購入されるのが一般的です。
そこまで日頃宗教心があるわけでは…とお仏壇を購入するのをためらっていらっしゃるのでしたら、今後、亡くなられた方の供養をどのようにされたいかを考えてみてください。
毎朝手を合わせる場所として、あった方がよいと思われるのでしたら、現在では従来の仏式のお仏壇だけでなく、家具調仏壇、手元供養などさまざまな形があります。
ご家族の思いに合ったご供養の形を考えてみてください。 - 主人が亡くなり、葬儀は終わったのですがまだ戒名をいただいていません。それでもお位牌は作れますか?
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俗名でもお位牌を作れます。作る際に、お名前を彫らずに塗りでお願いしておかれると、後々お戒名をいただいたときに、お位牌を作り直さず、最初に購入されたお位牌にお戒名を彫ることができます。